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シド「送ってくから、乗れ」
グレイ「いいよ、別に」
シド「いいから、乗っとけ」
グレイ「わかったよ・・・」
まさか従兄弟たち全員味方だったとはな・・・
俺は、本当に信じて良いのだろうか・・・また、裏切られるのではないか・・・
(だったら、全部信じるなよ。親でさえ信じてくれなかったんだぜ?)
グレイ「っ!誰だ!?」
(探したって無駄だぜ?俺はお前だ)
グレイ「何・・・言ってんだよ・・・」
(俺は・・・・・・お前のもう一人の人格だ)
グレイ「・・・ッ!」
すっかり忘れていた。そうだ、兄貴にも言ったじゃねぇか!!
グレイ「知らないうちに喧嘩が終わってんのはお前のせいなのか?」
(そうだが、何か問題でも?)
グレイ「っざけんなよ!!」
(何故だ?)
グレイ「また・・・・・・また!!信用を失ったらッ!!」
(その人間を信じられないのはどこのどいつだ?)
グレイ「!!・・・・・・・・・俺だ」
(だったら良いじゃねぇかよ)
グレイ「でも・・・・・・・・・・・・少しは信用してもいいかなと思い始めたんだ」
(・・・ッ、わかったよ)
グレイ「!」
(お前が読んだとき以外出てこねぇよ)
グレイ「あぁ、サンキュー。助かるぜ」
(だが、いざというときにはお前の判断を無視するからな)
グレイ「わかった」
数分後
シド「悪ぃ遅れた!!」
グレイ「おせぇ!!」
シド「じゃあ行くぞ」
グレイ「あぁ」
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