TWO

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シド「送ってくから、乗れ」 グレイ「いいよ、別に」 シド「いいから、乗っとけ」 グレイ「わかったよ・・・」 まさか従兄弟たち全員味方だったとはな・・・ 俺は、本当に信じて良いのだろうか・・・また、裏切られるのではないか・・・ (だったら、全部信じるなよ。親でさえ信じてくれなかったんだぜ?) グレイ「っ!誰だ!?」 (探したって無駄だぜ?俺はお前だ) グレイ「何・・・言ってんだよ・・・」 (俺は・・・・・・お前のもう一人の人格だ) グレイ「・・・ッ!」 すっかり忘れていた。そうだ、兄貴にも言ったじゃねぇか!! グレイ「知らないうちに喧嘩が終わってんのはお前のせいなのか?」 (そうだが、何か問題でも?) グレイ「っざけんなよ!!」 (何故だ?) グレイ「また・・・・・・また!!信用を失ったらッ!!」 (その人間を信じられないのはどこのどいつだ?) グレイ「!!・・・・・・・・・俺だ」 (だったら良いじゃねぇかよ) グレイ「でも・・・・・・・・・・・・少しは信用してもいいかなと思い始めたんだ」 (・・・ッ、わかったよ) グレイ「!」 (お前が読んだとき以外出てこねぇよ) グレイ「あぁ、サンキュー。助かるぜ」 (だが、いざというときにはお前の判断を無視するからな) グレイ「わかった」 数分後 シド「悪ぃ遅れた!!」 グレイ「おせぇ!!」 シド「じゃあ行くぞ」 グレイ「あぁ」
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