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｢明日だなー｣
｢あぁ、明日になれば彼を返す｣
俺がこーを独占していたから、この友人もさぞ面白く無かったことだろう。
｢選択肢は有るんだぞー、欲しけりゃ求めろー｣
｢…選択肢など初めから無いさ｣
ちゃんと別れるように忠告をしにきた訳では無いのか？
それからはアレだコレだとこーの良い所を並べていくが、相槌をうつだけの俺を見て彼は溜め息を吐いた。
｢孝助を選べ｣
｢…｣
急に彼の口調が変わり、無気力そうな雰囲気が掻き消えた。
｢言いたかったのはそれだけー。
じゃあなー、先輩｣
彼の口調はすぐに戻り、嵐のように去っていった。
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