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悠翔「SPってのもこんなもんか」
悠翔がそう呟くと、SPは怒り狂い再び襲いかかる。悠翔はSPを気絶させようと腹を目掛けて蹴りあげる。だが、SPは腕をクロスにしてガードした。
SP「その程度ではやられんぞ」
悠翔「へ~、ならこれも耐えられる」
悠翔はそう言うと、体の重心を調節する。そして重心を安定させ、ガードの上から蹴りあげる。
SP「ごふっ」
SPは余りのダメージに血を吐く。
悠翔「真似してみたら出来たんだよね~。この技」
そう。この技はあの最強の弟子の技、虚塁抜きである。
SP「……こんな……餓鬼…に」
SPはその台詞を最後に気を失った。悠翔はそれを見ると、SP達に背を向け立ち去ろうとした。
ドスッ
背中に衝撃が入った。ゆっくり後ろを見てみると、SPの一人が何かを投げたポーズをとっていた。背中に手を回してみると、なにか固いものが背中に刺さっていた。悠翔はそれがナイフだとわかると前に倒れた。
そして薄れる意識のなか、最後に見たものはナイフを投げたSPの笑い顔だった。
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