§序章§

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「で、俺はどこの時代へ飛べばいいんだ?」 「行ってくれるの?」 「まぁ、」 どうせ、仕事は全て終わってるし。 丁度暇だったし。 と父に伝えると、笑みを深めた。 「じゃあさ、幕末――に行って来て?」 「?!」 幕末――だと? 「……幕末は、行くなっつー話じゃなかったか?」 俺がそう言うと、父はニッコリ笑い、 「時期が来たんだ。」 「時期?」 俺がそう言うと、父は「まぁ、そんなことはどうでもいいだろう?」と言い、 「まぁ、とにかくやって見てくれ。」 「……ハァ。わぁったよ。」 俺がため息をつきながら言うと、父は目を輝かせた。 うっわぁ、 あからさま。
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