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翌日になり、目が覚めると既に14時を回っていた。
最近、仕事も立て込んでいたから疲れていたとはいえ、寝過ぎた。
若干、頭も痛いし。
枕元に置いてあった携帯が、着信のランプを灯しているのに気付く。
開いてみると翔からのメール。
『昨日は悪かった。今日、家に来ないか?』
次の日にこんなメールをしてくるなんて珍しい。
思い当たる理由は2つ。
まあ、どっちでもいいんだけど。
とりあえず返信を送る。
『わかった。何時に行けばいい?』
翔は仕事中だから直ぐに返しては来ないだろう。
ベッドから抜け出し、洗濯機を回し、掃除機を掛ける。
休みの日でも、やることって色々あるもんだ。
そういえば、冷蔵庫の中空っぽだったから、スーパーも行かなくちゃ。
そんな事を思っていると、携帯が鳴った。
もちろん翔からで、どうやら19時に行けばいいらしい。
了解。と返信して、時間内に終わらせるように、次々とこなしていく。
何も無いより、よっぽどマシだろうと言い聞かせながら。
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