第一章 招待状

3/10
前へ
/15ページ
次へ
  外との世界から隔離されている事を少しでも緩和させる為のCG…   清潔感を出す為に塗られた白い壁…天井…   栄養管理がきちんとされた味気のない食事。   自殺させないように硬いものや尖ったりした危ないものを計算されて置かない機械的な生活感ない空間…   部屋の外に出るには箱に入ったブザーを押して連絡し、担当の人が来るまで出られない窮屈感。     監視カメラ…     何より嫌なのは、一日三回の検診     担当の先生が、私に何度も同じ質問や、訳の分からない絵を描かせたり、文を書かせたり、見た夢を逐一報告させられたり…       何でこんな事に…   早く出たい、お母さん…お父さん    
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加