プロローグ

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とある惑星… 澄んだ泉の畔にある小さな街の一角の通称"音奏の館"に仲睦まじく暮らす五人の家族がいた 『 ん―っ 今日も良い天気…♪ 』 二階のベランダに立ち、朝日の太陽の光を一心に浴びながら呟いたのは" 音奏 零夢 " 街でも噂になる程の人気者であり、三人の子供を持つ良き母親 『 相変わらず…代わり映えしない日が始まるのか…… 』 館の一階、自室にて言葉を漏らしたのは長男 "音奏 來煌" 冷静沈着、そして街一番の頭脳派であり…医学者としての知識も持つ優しき青年 取っ付きにくい性格をしているものの…根は家族思いで少々寂しがりやである、と母親の零夢は言う 『 今日は何を作ろうかな―…♪ 』 館の一階、キッチンにて調理をしながらご機嫌そうに呟いたのは長女 "音奏 來霞" 來煌の双子の妹でありながら、周囲の人たちからは"似ていない"と口々に言われるほど似ていない 少々照れ屋で寂しがりや…極度の人見知りでありながらも街の子供達にとっては良いお姉ちゃんとして見られているようだ
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