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『 母様―っ
玄関にお客様が来てるよ― 』
『 ありがとう、涼華♪
こんな時間に誰だろ… 』
現在の時刻は早朝6時
仕事があるとはいえまだ出勤するには早すぎる時間帯である
早すぎる来客に疑問に思った零夢だったが、出向かない訳にはいかないだろうと涼華を連れて玄関へと向かった
『 こんな時間に一体何方―― 』
『 朝早くに悪いな、零夢 』
『 あ…えっと…
もしかして…神威さん…と、翼君……だよね? 』
玄関に向かって確認の言葉を最後まで言い切る前に"お客様"の正体に気づいて驚愕の表情を浮かべる零夢
そう、こんな早朝に訪ねて来たお客様とは長い間行方不明…若しくは死んだとまで噂されていた零夢とは幼なじみとされている二人
" 夜神 神威 " と " 鳴神 翼 "の二人であったのである
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