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「ワクワクドキドキしますね!」
「俺は別に」
「あ、お城を抜け出すのは秘密の抜け道があるのでご心配なさらずに」
「お、おう」
「それと──」
決行、というよりは決行を前にハイテンションになってしまったリアのマシンガントークだけで夜が更けそうだ。
聞いているのにも段々と疲れ、目蓋が重くなってきた。
「聞いているのですかソラ様!?」
「……リア、外に行こう」
眠気覚ましに夜風を浴びたい。
このままではいつ深い眠りについてしまうかわからない。
「外ですか!?」
まるで散歩に行こうとする犬のようなはしゃぎっぷりだな。
そう思い、つい口にしてしまいそうなところをなんとか堪える。
「ああ。こっちの世界は光源が少ないからな。星がよく見える」
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