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場所を変え、騎士が訓練に使うための訓練所にいた。
騎士の宿舎の裏にあるため、外から迂回するように来なければならないが、城の裏口から出ればあっという間である。
昨日はここでクラスメートが訓練したのか。
だが、その結果は酷いものだったとどの騎士も口を揃えて言っていた。
「では始めますね」
いつものウェディングドレスのような豪華なドレスではなく、リアのために繕われたおとぎ話のヴァルキリーという戦乙女の鎧を模倣したものを身に纏っていた。
どうも着られている感が凄いが。
装飾の施された兜や鎧は、実用性が皆無に感じられたが、本人が嬉しそうならそれでいいではないか。
「では始めに体の中に流れている魔力を感じましょう」
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