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子供の頃から『見える』わけじゃないが、よく何かを感じてた
誰も居ない部屋で空を指差しキャッキャッとはしゃいでたらしい
そんな私だが、霊的な物を肯定することもなく平々凡々と過ごしていたある日の夜
変な時間に目が醒めた、体が重い
ああ、またか・・。
肯定していないと言ったものの、こういった体験は高校生ぐらいの頃からよくあった、金縛りだ
私がたまにかかるそれは体がまったく動かないと言うものではなく、無理をすれば動かせる
体が鉛のように重いなんて表現をするが、まさにそれだ
あー・・やだなー
『何か居る』のかなー
でも、まあいいや
さっさと寝よう。
元々、深く考える性格ではない私は気にするのも面倒だと言った感じで再び寝ることにしたいつもならこれで話しは終わり、少々けだるく目覚めるだけなのだが
この日はいつもと違っていた
再び目を閉じ眠りについたはずだったが、すぐにまた目が醒めた
直感的にやばいと思った
何がどうやばいのか説明出来ないが、『少女』は確かに居た
そのときは体を横にして寝ていたのだが、もし立ち上がっているとしたらおんぶしているとでも言えばいいのか
肩にしっかり手をかけて、私の背中と『少女』の体がくっついた状態だ
『少女』は聞こえるか聞こえないかぐらいの声でブツブツ何かを言っていた
それが余計に私の恐怖心を煽っていく
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