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「ちょっと、嵐!何やってんの!?いつもの行くよ!!」
ベッドの傍から怒鳴り声が聞こえる。
…頭にガンガン響くって~。
寝起きにはキツい…。
「ん~…眠いからパスぅ」
頭からすっぽりと掛け布団を被りながらか細い声でそう告げる。
すると、またもや怒鳴り散らされた。
「出来るわけないでしょ!ねぇ、自覚ある?自分が親衛隊総隊長だっていう自覚ある!?」
「ない」
即答。
と、突然目の前が開けた。
「いい加減にしろよ…?」
「…はぁい」
掛け布団が無くなり、身を守るものが無くなった俺はやっとこさ動き出した。
ゆっくり~ゆっくり~。
だって、嫌だもんね。
朝のお出迎えなんて糞くらえだ。
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