第1話 いわくつき

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玄関の前に立って小さく一呼吸して、そーっと扉を開くと あれ、誰もいない がらんとした玄関と、その先に続く廊下はひっそりと静まり返ってた。 勝手にあがれってこと? 待ってればいいのかな?? 様子を窺ってると、右手の階段から軽い足音が降りてきて 制服の女の子が現れた。 黒ハイソのほっそりした足 チェック地のプリーツスカート クリーム色のベストに半袖ブラウスを着た、彼女の顔まで目が行くと 思わず息をのんだ。
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