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玄関の前に立って小さく一呼吸して、そーっと扉を開くと
あれ、誰もいない
がらんとした玄関と、その先に続く廊下はひっそりと静まり返ってた。
勝手にあがれってこと?
待ってればいいのかな??
様子を窺ってると、右手の階段から軽い足音が降りてきて
制服の女の子が現れた。
黒ハイソのほっそりした足
チェック地のプリーツスカート
クリーム色のベストに半袖ブラウスを着た、彼女の顔まで目が行くと
思わず息をのんだ。
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