87人が本棚に入れています
本棚に追加
「あなたが、加奈子ちゃん?」
精一杯の笑顔を浮かべて言うと、美少女は小さく頷いた。
「そう」
「今日から、よろしくね」
蛇に睨まれたカエルって、きっとこんな感じだろうな
全身から、出ちゃいけない汗が出てる気がする。
「部屋はこっち」
素っ気ない一言と同時に、加奈子ちゃんは階段を上がっていき
急な展開にぽかんとしてると
「何してんの? そこから授業するつもり?」
二階から、加奈子ちゃんの呼ぶ声がふってきた。
「は、はい!」
トゲトゲした呼び声に、反射的に返事をすると
階段の上から、ひょこっと加奈子ちゃんの顔が現れた。
最初のコメントを投稿しよう!