高校1年

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あの時確かに、僕の中にはなにか光っているようなものがあった キラキラ輝いて、たまに消えそうになって また光り出す 苦しくなったり、楽しくてしょうがないけど どこかになにかの不安を抱えていたり でも僕らはまだ子供で 1人が欠けたあの日から 僕らの人生は変わってしまった 何も変わらずにいる奴 どうしてるのかわからない奴 半数以上はどうしているのかわからない どこで間違ってしまったかなんて 道を踏み外して歩いてきた僕らには 思い当たりすぎて見当もつかない ただ、僕が恋をしてしまったせいではないかと 今でもどうも思わないと こんなに離れてしまって 両想いなのをお互いに知っていたのに へらへら笑って過ごしていた あの時のことを思い出すと 少しだけ胸が痛む やっぱり、今でもどこかで好きなのかもしれない
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