他愛もない時間

4/5
133人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
楽しい時間はあっと言う間に過ぎるもので、もう5時前になっていた。 シグレ 「あ、ウチそろそろ帰らな」 M 「おぉ、5時前やん。じゃあいつものとこまで送る―♪」 いつものとことは、まず、私とMは住んでる地区が違う。 その地区の間に道路があって、そこに横断歩道がある。 Mにはいつもそこまで送ってもらっていた。 私はほとんど終わっていない課題をカバンに詰め、Mと一緒に外に出た。 二人で自転車に乗り、横断歩道まで話しながら漕いでいった。 Mは丁度手紙を出しに行くから、いつもは横断歩道へ差し掛かる道の手前までなんだけど、その日は横断歩道まで一緒に行った。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!