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【ダンジョニスト】という種族決定を行った直後に周囲の暗闇を照らし出していたディスプレイはフェードアウトして消滅し、あたりに広がっていた暗闇が私を包んでいった。
そして、私の意識も暗闇が私に迫るかのようにフェードアウトしていくのだった。
しかしながら、自然と恐怖といった感情が湧き上がる事は無く、寧ろ、これからどのようにして冒険者こと【トラベラー】を撃退していこうかという考えを巡らせる事が楽しくて、気持ちが高揚していくのが自分でもわかった。
これから始まる新しい人生はどのようなものになるかと想像するのが楽しいのは私だけではなく、希望に満ち溢れた人間はみなそういうものではないのだろうか?
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