片翼の僕ら3

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「翠、僕のキャラを履き間違えてません? こんなこと言わないけどなぁ」 アイツ楽しんでやがる、と不服そうに 碧が言う。 「…俺は近いと思うぞ」 『こんなに腰を自分から動かすなんて 発情期の牝猫と一緒だね、結城さん』 『ち、ちが…ッ』 「~ッ!」 昨日の夜のことを思い出して思わず頬を 熱くさせた。そんな俺に碧が近付き、小声 で囁く。 「そんなこと言う間宮様にはお仕置きが 必要ですね」 発せられた言葉に戦慄と共に甘い痺れが はしった。 …翠より俺は酷い目にあうんじゃないか。 *** 「ふんっ、もうそんな生意気な口きけない ようにしてやるんだから!入って!」 1人の生徒の呼びかけに、倉庫の扉が開く。 ぞろぞろとガタイの良い生徒が下卑みた 笑みをしながら入ってきた。 「ちょ、い、やだ!」 そっちは愛なきゃ嫌!無理むりムリ! そろそろ助けにきて欲しいな、兄貴!! 「うわ、やっぱ綺麗だな」 「なに?震えちゃって、可愛いねぇ」 手が服にかかる。 品のない笑い声と共にワイシャツが勢い 良く引き裂かれた。 「~ッ!」 -
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