片翼の僕ら3

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「違うって、なにが」 「…うるせえ!お前はメガネして安全な ところで生活してればいいんだよ!!」 なにその逆ギレ。 呆然と立ち尽くす輩に、バ会長は睨みつけ 俺を抱いたまま倉庫を出る。 「ちょっと、あのままで良いの?」 「風紀がくるだろ」 あ、そう…と俺は小さく返した。 恥ずかしいんだけど、このかっこう。 「会長さぁ、兄貴のこと好きだったんじゃ なかったっけ。いや、俺はバ会長のことが 好きなんだけど」 「…好きな場所に生意気で手がかかって コーヒーを淹れんのが上手い奴がいたら 嫌でも好きになんだろうが!黙ってろ!」 また彼は噛み付くように返した。 俺は彼の怒鳴り声と共に言われた言葉を 咀嚼する。 嫌でも好きになるって? …ふぅん、へぇ、あっそう。 「ん…え?会長俺のこと好きなの?」 「~ッ!!黙れって言ってんだろ、この キモメガネ!死ね!」 今はメガネしてないけど。 やばい、会長に罵られるとかイイ。 鼻血出そう。 「も、もっと俺を蔑んで!」 ハァハァと息を荒くして言う。 「気持ち悪りぃんだよ!落とすぞ!」 「よし、どんとこい!錦鯉!」 「今でもキモイのにこんなとこに落ちたら もっとブサイクになんだろうが!」 happy end!
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