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「おい、お前かっこ良いな!」
…待って下さい。
俺の悲しい静止は遅く
彼の何度目かの砲弾が発射。
被害者は俺。応答せよ。
すでに負傷者何名か。
「なんだてめぇ。」
「俺、今日転校生してきた
谷村凛って言うんだ!
なぁ、お前名前は?」
「…三橋透。」
他の生徒会より一足先に
食堂に姿を現した彼。
「透か!
お前の髪かっこ良いな!」
俺様何様透様。
何を隠そうこの学園の
頂点に立つ会長様だ。
「ヒーローは赤だからな。」
それはそれは無邪気な笑顔。
食堂内から歓声が上がった。
その時にはもう俺は
食堂から逃げ出していて
歓声は外から聞く事になったのだけど。
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