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「…もっと殴って。
パーじゃない、グー！
いや、そんなんじゃ
まだまだ力が弱いよッ！
罵りながらやるの！」
「どんとこーいっ！」
「た、隊長ムリですぅ！」
「あの、コイツいま
どんとこいって言いました。」
イン裏庭。
転校生にくっついて生徒会に
近付いているという理由で
制裁中です。
「碧！ビンタも燃えるから
パーでも良いよ。」
「…気安く名前で
呼ばないでくれるかなぁ？」
バチーンッ
「おうふっ！」
僕のビンタで綺麗に
横倒しに倒れた。
しょうがなく彼に目線を
合わせるためしゃがみ込む。
「はぁ…あのさぁ、僕は
君に何回も忠告したよね？」
「つい病み付きに。」
「てめぇ、このブタ。
もう僕は飽きました。」
「…ということは？」
「そろそろ平和にしていきたい。
転校生をよろしくね？」
「おーけーです。」
「いい子だ。」
立つついでに彼の手を
グリグリ踏んでやる。
僕なりのご褒美です。
「おい！そこで何している！」
「ちっ、風紀だよ。
みんな撤収！」
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