プロローグに憧れたミニ自己紹介

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   ある日の昼過ぎ、神宮学園の廊下をサンタが歩いている。  もちろん、本当にサンタなわけではない。  大きな袋を担いで、トテトテという効果音が似合いそうな歩き方をしているのは…小学生か中学生位の少年だ。  『先は…甘い納豆。』  突然、少年はそう呟くと、 【三階の蕾塔のは愛のあるにゃんにゃんだった(`・ω・´)】  というメールを誰かに送ったのだ。     『帰る…生徒会』  また、そう突然呟くと、道を引き返した、美少女にしか見えない小さな少年は、  まぎれもなく、ここ神宮学園高等部1年花組に在籍する生徒会書記、華神 涙桜(ハナミ ナオ)その子だった。
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