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ある日の昼過ぎ、太陽が歩いている。
もちろん、太陽と表現しただけで、本当に歩いているのは見事な金髪と赤の瞳が印象的な青年だ。
『やっぱ姫を守る騎士が、姫使ったらダメだよね。でもうちのお姫様言うこと聞かないしな。』
先程届いたメールを見て、そう呟くと、
【了解。生徒会室に帰っておいで。今なら、バ会長も、変態副会長もいないから。】
ものすごく会長と副会長という人物に失礼なメールを誰かに送った。
そして、大量のお菓子をもらってくるであろう子を喜ばせるため、生徒会室でその子の好きな紅茶を沸かすのだった。
そんな青年は、まぎれもなく、ここ神宮学園高等部1年花組に在籍する生徒会会計、天宮 皇雅(アマミヤ コウガ)その人だった。
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