プロローグに憧れたミニ自己紹介

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 ある日の昼過ぎ、黒毬藻がある門の前に立っている。  もちろん、黒毬藻ではなく、人だ。とてつもなくワサワサした黒いものを頭につけた、少年。  『俺は、誰にでも愛される人なんだ。俺はやれば出来る!やらなくても出来る!俺は選ばれた人なんだから!!』  何て、痛い子発言を呟き…というにはデカすぎる声で、呟いた。  そんな少年、近づいてくる人に気づかず、門を飛び越えようとして踏んづけた後、逃げた。    そんなむちゃくちゃな少年は、まぎれもなく、ここ神宮学園高等部1年花組の転入生で、夜は【祭】と呼ばれる族の総長、神田 祭(カンダ サイ)その子だった。
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