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「イケメンって、照れるな~。」
なんか、神が顔赤くして、頬掻いてるよ。
すごい!
イケメンがやると滅茶苦茶似合ってる!
「雪菜ちゃん褒めすぎだよ~。」
おおっ!
神も恥ずかしがることあるんだ!
ウチ、人類史上最大の発見しちゃったかも。
それから暫く、神はモジモジしていた。
で、神。
何でウチ、ここにいるの?
「ああ、それはね、君を転生させようと思って。」
えっ?
転生?
what?
なぜ?
さっきの神の態度から、間違って殺しちゃいました。てへっ☆
みたいな事はないんでしょ?
「うん。
君はちゃんと自分の人生まっとうしたよ。」
ならなんで?
「実は神って、生きてるのが仕事みたいな感じだから、暇なんだよね。
で、この頃僕、女の子が転生する話にはまってて、誰か異世界に送りたいなって思ってたと ころに君が死んだって報告受けて、丁度いいから君を転生させようって訳。」
つまり?
「君には、僕の暇つぶしになって欲しいんだ。」
なるほど~。
で、どんな世界なの?
「もちのろん、科学の代わりに魔法が発達したテンプレの世界だよ。」
ウチの能力は?
「無限の魔力、全属性、最強の身体、その世界の知識全て、様々な技術、最高の動体視力、
努力すればいくらでも強くなる限界のない力、創造能力、二十歳から不老長寿。
これは決定だから、後は君が欲しい物。」
よし。その話乗った!
楽しませてあげるからね。
後、お風呂場、着替えシーンなどなどを覗くのはNG。
「りょーかい!
他に欲しいものはある?」
出し入れ可能の翼、神との念話能力を頂戴。
それと、顔は上の下くらいで。
髪と目は、神が決めて。
「解ったよ。
ちょっとじっとしててね。」
わお、神の手が光ってる。
なんか光がウチに吸い込まれてるのは、気のせい?
「気のせいじゃないよ。はい、能力の譲渡は終了。
そろそろ行く?」
うん。
あっ、なんかテンション上がってきたーーーー!
「じゃあ、テンション上がってるうちに送るね。
第二の人生楽しんでね~。」
いろいろありがとね、神。
行って来まーす!!
そこでウチの意識は途切れた。
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