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む、す、め?
娘ーーー!!??
養子フラグいつ立った!?
「マスター、戸籍を作ってもらえたのは有難いんですg「ママ」えっ…?」
「ママって呼びなさい!」
まさかの命令口調!?
公爵以上の権力を誇るギルドマスターの命令に、一般人が逆らえるわけ無いよ~。
さっき知ったばっかりだけど!
「マ、ママ?」
うわ~//
何この新手のイジメ。
ウチのなけなしの羞恥心がー//
「何?この可愛い生物。
赤面して首傾げて涙目の上目遣いなんて、私を萌え殺す気なの?
もう、こうしてやる~!」
勢い良くウチに抱きつくマスター。
赤面と涙目は羞恥心からで、首傾げたのは疲れたからで、上目遣いは貴方が大きいからですー!
セリア君、地味に顔赤くしてないで助けてよー。
セリア君を凝視していると流石に気づいてくれた様子。
あれれ?目があった瞬間赤面して顔をそらしたのは何故かな~?
「か、母さんそれくらいにして、これからのこと考えないと//」
ウチの必死の訴えに気づいてくれたセリア君は、どもりながらもマスターに注意してくれた。
君、愛情表現だけじゃなくって、百合的なやりとりもダメなんだ?
ウブだね。
「あら、セリア。相変わらずね。萌えちゃうわ。
可愛いセリアに免じて今日は勘弁してあげる。」
パチリとウインクをして離れたマスター。
有難う!可愛いセリア君!
目で語ると舌打ちされちゃった☆
やっぱイケメン怖いよ~。
「スノウちゃんは今からギルド登録。
セリアと同じように、ギルドの寮に入って生活してもらうわ。
それから暫く特訓して、セリアの足を引っ張らない位の実力をつけたら、二人は目出度くパートナーになるの。」
特訓かぁ。
まあ宝の持ち腐れは嫌だしね。
「はい!」
「うん、良い返事。
じゃあ改めて、私はカトラ・ハイヴェンティー。
貴方のママよ。
ほら、セリアも。」
ママが相変わらず無愛想な我が兄に目配せを送ると、溜息をついて口を開いた。
「セリア・ハイヴェンティーだ。」
予想通り、短いご挨拶有難うございます。
「スノウ・ウィンディア改めスノウ・ハイヴェンティーです。
宜しくね、ママ、お兄ちゃん。」
よーし、なんだかノってきたよ!
セリア君が「お、お兄!?//」なんて言ってるけど気にしない。
だって事実だもん。
神様、新しい家族が出来て、今日貴方にもらった名前を変えたよ、テヘッ☆
楽しませてあげるから、楽しみにしててね!
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