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校舎の中に入ってクラス分けの紙を見に行くと想像してたとおり人が沢山居た
「やべえ、砂糖にたかるアリのようだ」
「なんか言った?」
「いや何も言ってないぞ」
たいしてうまい例えじゃなかったし誤魔化そうと思った俺は
「見えないな」
「そうだね。全然見えないね。」
と言って話を逸らした
実際、クラス分けの紙が見えなくて困っていると
「おーい。公人どうかしたか?」
と後ろから声をかけられた
「何だ慎吾か・・・」
「何だとは何だ。何でそんながっかりした感じのオーラ出してんだよ!」
「いやお前じゃクラス分けの紙見えないだろ・・・」
実際こいつ 加藤 慎吾 はかなり背が低い上にかなり痩せて弱々しくみえる
「そんな事ないし!見に行けるもんね!よし分かった俺が見てきてやるよ!」
まあでもこいつはなんだかんだ言っても扱い安くていい奴だから結構便利なんだよな
~10分後~
「見て来てやったぞ」
と慎吾はボロボロに成りながら俺たちに言ってきた
「で何組だった?」
俺がそう聞くと
「皆3組だったぞ(ガクッ)」
と言って慎吾は力尽きた
俺たちは廊下に転がってる慎吾を無視して教室へと向かって行った
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