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てゆうか、樹君がまともに参加してるとこがちょっと意外だった。
なんか、樹君は誰も捕まえないでのんびり過ごしてそうなのに…
「それでは、第一位を発表します。第一位…
笹原 和臣(ササハラ・カズオミ)!!!!!」
・・・ダレ?
全然知らない人・・・・ダネ…
壇上から離れてるから、顔はいまいちわからないけど…
爽やか系…?
「それでは、鬼役1位の笹原君がする生徒会へのお願い事はなんですか!?」
笹原「・・・坂口紫音(サカグチ・シオン)と写真を撮ってくれませんか?」
ザワザワ…
「えっ?どういう事ですか!?笹原君のお願い事なんですけど…」
笹原「アイツ、ずっと生徒会と一緒に写真を撮ってみたいって言ってたんです!…だから…お願いしますっ!」
「…ぁはい、ゎ、分かりました。それでは、坂口君は壇上に上がってください」
坂口「…和臣君…バカじゃないんですか…こんな機会なんだから自分のお願いを叶えてもらえばいいじゃないですか!」
笹原「…だってお前、最近元気なかったから元気になってほしくて…」
坂口「っ!こんな僕のことより、この前言ってた好きな子のために使ってくださいよ!」
笹原「でも、お前に前みたいに笑ってほしくて…それにこの前言ってたじゃん!生徒会メンバーと一度でいいから写真撮ってみたいって!!」
坂口「ぁ…あれは…君が好きな人の話なんかするから…」
笹原「えっ?」
坂口「~っ!!もう!だから、君が僕の前で好きな人の話するから!!好きな人が、目の前で好きな人の話するなんて話を逸らしたくなるじゃないですか!だから、この前突発的に生徒会メンバーと写真撮りたいなんて言ったんですよ!だから、僕の事なんか振って、好きな人のためにお願い事してくださいよ!」
笹原「嘘だろ…」
坂口「何がですか…」
笹原「お前、俺の事好きって…」
坂口「あぁそうですよ!だから、早く振ってくださいよ!」
笹原「…振るわけねーじゃねえか」
坂口「は?」
笹原「俺はお前の事、初めて会った時から好きだったんだぞ!?なのに、振れるわけあるかよ…」
坂口「ぇっ…」
笹原「紫音…お前の事が好きだ…付き合ってくれ…」
坂口「ぅ嘘…」
笹原「本当だよ。紫音、大好きだょ…」
で、僕はどうすればいい!?
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