7人が本棚に入れています
本棚に追加
勇者軍と魔王軍が全面戦争に突入してから随分経つ。
しかし、いつの時代であろうとも勇者軍は勝利してきた。
それはこの時代でも同じ事のようだ。
勇者は魔王城に仲間数名と共に侵入。
行く手を阻む魔王の手先を倒しながら、遂に魔王の間へと到着した。
「やっと、たどり着いたぞ魔王」
「勇者、出来れば会いたくなかったわ、貴方とはね」
「君が手紙を置いて村から出ていった時はなんの冗談かと思った……でも本当に君は魔王だったんだな」
「そうよ、力が戻るまでの間、正体を隠すために記憶を消して村娘に転生したの……でも失敗だったわ、私は貴方に……恋をしてしまった、勇者である貴方にね」
「……魔王、いや……ミィナ」
「もう終りにしましょう勇者エストレア……私達は敵同士、どちらかが死なねばこの戦争は終わらないわ…。
エストレア、私……貴方の事、大好きでした」
「ミィナ!!」
最初のコメントを投稿しよう!