プロローグ

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勇者軍と魔王軍が全面戦争に突入してから随分経つ。 しかし、いつの時代であろうとも勇者軍は勝利してきた。 それはこの時代でも同じ事のようだ。 勇者は魔王城に仲間数名と共に侵入。 行く手を阻む魔王の手先を倒しながら、遂に魔王の間へと到着した。 「やっと、たどり着いたぞ魔王」 「勇者、出来れば会いたくなかったわ、貴方とはね」 「君が手紙を置いて村から出ていった時はなんの冗談かと思った……でも本当に君は魔王だったんだな」 「そうよ、力が戻るまでの間、正体を隠すために記憶を消して村娘に転生したの……でも失敗だったわ、私は貴方に……恋をしてしまった、勇者である貴方にね」 「……魔王、いや……ミィナ」 「もう終りにしましょう勇者エストレア……私達は敵同士、どちらかが死なねばこの戦争は終わらないわ…。 エストレア、私……貴方の事、大好きでした」 「ミィナ!!」
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