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【ぽんぽこモンキーの群れが現れました。】
俺の頭の中にメッセージが流れた。目の前には頭の上に葉っぱを乗せたお腹がタヌキのようなモンスターがいる。
それが5匹いて俺は一番近くにいたぽんぽこモンキーに連続斬りを放った。
【キヨマサは連続斬りの特技を使用しました。
ぽんぽこモンキーに2850のダメージを与えました。
ぽんぽこモンキーを倒しました。】
よし。このモンスターも一撃だ。
ディアモールに向かう途中、何種類かのモンスターと遭遇してはいるけど一撃で倒せている。
この辺りはやっぱり序盤と感じるほどモンスターは弱い。
ユエや梅達も一撃でモンスターを倒せてるしな。
俺達はスムーズにモンスターを倒し先に進んだ。
「見えてきたな。」
それからしばらく歩くと外壁で囲まれている場所が見えてきた。
あそこがディアモールだな。
梅と桃を一度ダンジョンに帰らせ、俺とユエはディアモールの中に入っていった。
「すご…」
ディアモールは出店が並び人の数も溢れるほどいる。
出店は食べる物や雑貨等沢山の種類の物が売られている。
ユエも出店に興味津々で目が輝いていた。
「ユエ?先ずは宿屋に行ってからだ。
それから聞き込みも兼ねて買い物もするからそれまで待ってくれな?」
ユエは俺の話を聞いて渋々ながら従ってくれた。
宿屋を探すとすぐに見つけることが出来た。
俺達は宿屋の中に入ると受付があり年配の女性が立っている。
「いらっしゃい。ごめんねぇ?
今は部屋の空きがなくて泊めてあげれないのよぉ......」
女性は申し訳なさそうな顔で言ってきた。
空きがないなら仕方ないな。
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