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「大会の受付ってまだやってますか??」
受付のお姉さんに質問する。受付終了間際の為か俺以外に受付する人もいない。
「はい♪まだ受付可能でございますよ♪こちらの用紙に受付内容が記載されておりますので、書いていただけますか?」
受付のお姉さんから用紙をもらい中身を確認した。その中には氏名だけを記載する場所だけがあり今大会の詳しい内容が書いてある。
その内容は
①大会の試合中にHPが0になったとしてもゲームオーバーにはならず、大会控え室に転送される。
②職業のスキルや魔法であれば他の生物の参加も可能
③勝敗はHPが0又は対戦した者どちらかがギブアップする
④大会中に他の参加者との戦闘は禁止
⑤何らかの不足の事態が起きた場合は個人責任
とこの位が書かれていた。
......もしかして俺有利じゃね?ダンジョンのモンスター全員召喚すれば負けねぇだろ?
つっても人前でダンジョンマスターってバレるのは嫌だから召喚しても梅と桃くらいにするけどな!
俺は参加用紙に名前を書いて受付のお姉さんに渡した。
「はい♪それではキヨマサ様で登録させていただきますね♪
こちらは参加者の方に配らせていただいてるバッチですので無くさないようにお願いします♪」
俺は受付のお姉さんからバッチを貰い、左胸辺りにくっ付けた。
「そのバッチを付けているとHPが0になってもゲームオーバーにならなくなるアイテムですので必ず付けておいてくださいね?必ずですよ??大会中は外さないでくださいね!?」
すごい念押ししてくるな。まぁ生死が掛かってるんだから当たり前っちゃあ当たり前か?
「それから、大会に参加される片方全員にギルド専属のホテルの宿泊券もお渡しいたします♪
1枚に四名様まで宿泊出来るので、よければお使いください♪」
おお!まじか!?やった!!
「ありがとうございます。まだ泊まる場所が決まってなかったので早速利用させていただきます。」
泊まる場所も決まったので俺達は宿屋に向かった。
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