大会

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「ここが予選会場か?」 周りを見ると怖い顔の奴や今風の男。ローブを着て顔も見えないような奴もいる。 その中で気になる奴は二人。一人はリムルが装備していたような白い鎧を着ている男性と白いバンダナを巻いている、俺と同い年位の男。この二人は雰囲気的に強いな。他の奴等も中々だとは思うけど ドームにいる奴らを見渡していると、天井の方からさっきの赤髪ゴリラの声が聞こえてきた。 「えー......これより!予選会を始める! 対戦相手はランダムで決めさせて貰ったが、その闘技場にいる全員で戦ってもらいその中の勝者一人が本戦へと進む! 一定のダメージを受けた者や、闘技場から出てしまった者は失格だ! 失格した者はギルドの前に自動で転送されるからな! ブザーが鳴ったら戦闘開始だ!!」 ...と赤髪ゴリラからのありがたいお言葉だ。だからなんでアイツはあんなに偉そうなんだ? ピーイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!! さっき赤髪ゴリラが言ってたブザーが鳴り響く。他の集まった奴らも戦闘態勢に変わり、それぞれが武器を出している。 俺も緑陽の剣を出してはいるが身構える事はせず、背中に担いでいるだけだ。緑陽の剣はレアな武器らしいからな。今後の為に極力使いたくないんだよ。 それに武器を出している奴は大半だけど、白バンダナは俺と同じ様に大剣を背中に担いでいるだけだ。あいつが持っている大剣...緑陽の剣に似てねぇか? 俺は緑色だけど、アイツは青色だ。ただ違うのは色位でデザインはほぼ一緒に感じる。あの白バンダナの持ってる大剣も精霊神の宝剣シリーズの一振りだったりしてな。 白バンダナの大剣について考えてたら、他の奴等が俺に近づいてきた。そろそろ俺も戦闘モードに入らなきゃな!!
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