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俺はその場から二歩ほど離れた。
ズドオオオオオンン!!!!
離れた瞬間に俺がいた場所には岩で出来たような人間が突っ込んできた。
「早速か。」
岩で出来たような男はつっこんできた場所からおれに向かって突進してきた。
俺は避けるために身構えた。
「ストーンロック!!」
岩男がそう叫ぶと、俺の足下からは地面が盛り上がり、地面の中に足が沈んでしまった。
沈んでしまった場所は土で出来た感触ではなく石の中に足が沈んでしまったように身動きとれない。
「やべえ!!」
もう少しの所で岩男は俺に触れるくらいの距離まで近付き、岩男も口の端をあげた。
「なんつってな。」
しかし岩男は俺に触れる前に上に飛び上がった。
まるで何かに押し上げられるように。
【キヨマサは緑力壁のスキルを使用しました。
ガンダーに950のダメージを与えました。】
頭の中にはメッセージが流れてきた。
俺は岩男からの攻撃を避けるために、緑陽の剣が新しく覚えたスキルの【緑力壁】を使用して頭上に飛び上がらせた。
このスキルは指定した場所に風を吹き上がらせて防御に使うスキルだ。
緑力壁は魔法とかのガードをする時にも使うと思うんだけど、やり方によっては攻撃にもなる。
現に俺はタイミングを見計らって岩男の真下から緑力壁を出現させダメージを与えた。
「おー?結構高くとんだなー?」
雲付近まで飛んでったなー
「しねぇ!!」
俺が上を見てると今度は出刃包丁を大きくしたような武器を持ってる奴が襲いかかってきた。
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