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ガゼルの突進を緑陽の剣を盾にしたが俺は吹っ飛ばされた。
場外すれすれの所まで吹っ飛ばされたが、受け身をとってすぐに立つ。
【キヨマサは570のダメージを受けました。】
ダメージもそんなに喰らってはいない。
「カマイタチ!」
俺はガゼルに向かってカマイタチを放つが難なく避けられてしまう。
直ぐに駆け出しガゼルに向かって下から斬り上げたがそれすらも避けられ、逆にガゼルは俺が斬り上げた事で出来た隙を見逃さず腹に殴りかかってきた。
「グフッ!!」
【キヨマサは2560のダメージを受けました。】
俺はその場で九の字に折れてしまい倒れる。なんでゲームの世界なのに現実で殴られた痛さと遜色変わらない痛さなんだよ!!
やっぱりそろそろ場外に出て終わりにすっかな......
「なんだ?あまり強くないじゃないか......期待して損したよ。
リムルが言ってたのとは違うな......」
そりゃあ申し訳無いね。期待外れで。
俺が立ち上がるとガゼルはさっきまでは楽しそうな顔から反転してつまらなそうな顔をした。
俺はガゼルから2メートル程度距離を取った。
「魔王持ちと聞いて期待した俺がバカだったのか......君にはガッカリだよ......」
そりゃあすみませんね。俺はまだ他のプレイヤーとの交流は二の次なんでね。目立ちたくないんだよ。
ガゼルはそう言うと最初の攻撃をしたように両手に持った剣を俺に向けた。
「これで終わらせてやろう。君の実力次第ではセイントに勧誘しようと思ったんだけどな。
ガッカリだよ......本当なら一緒にいた女の子も実力を確認したかったんだけど、どうせ君のツレも高が知れてるんだろうな。」
ガゼルは俺にそのまま突進してきた。俺はその攻撃の反動で場外負けをしようと思った。
ガゼルは俺の所に寸での所まで勢い良く突撃してくる。
......ただ気になるんだけどさ?
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