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「きみぃ~強いねぇ~?基本スペックが良いのかな?」
俺の背後で声が聞こえてきた
背筋がゾクッとした俺は直ぐにしゃがむと俺の上半身があった場所に白バンダナの持っていた大剣が通りすぎる。
「おー!!避けた避けた!!
すごーい!!それにそれは宝剣でしょお!?僕と一緒じゃん♪」
なんだコイツ?
「そういえば、さっきの鎧着てる人が言ってたよねぇ?
魔王持ちなんだってね?」
白バンダナは俺に向かって歩いてくる。
「きみのレベルって高くないでしょお~?それなのにあのおじさんに勝つってすごいねぇ??
多分あのおじさんは100に近いはずなのになぁ?
あ!それと僕の剣はねぇ?陰水の剣っていうんだー。
それに......」
コイツは
「僕もダンジョンマスターなんだよお?」
危険だ
「あ、あと僕は棄権するからぁ~
早く強くなってねぇー」
それから白バンダナは俺に口パクで何か呟いた後に自分から場外に出ていった。
アイツが口パクしてた言葉は
「強くならないと勇者に殺されちゃうよ?」
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