狂気への扉

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「そんな疑うなら、今からみんなで行くべよ!セネちゃんとバジンならどうせ暇だべ」 俺は少々がっかりした。 今夜は久しぶりにお互いの身体を求め合おうと思っていたからだ。 勇次が電話を掛ける。 俺はちょっとだけスネて勇次の家の漫画に手をつけると、電話が終わるのを待った。 「晋三とカズとシゲオも誘ってみたけど、予定があって無理だって。」 当たり前だ。予定が無くてもこんな暇人の遊びに付き合うわけ無いだろ。 「でも空蝉丸は来れるって!」 おや、意外と誘ってみるもんだな。
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