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一件のメールが来ていた。
『うぃーっす。1人でいるなら、出てこない?俺らがごちそうすっからさ。アフにいっからこいよ。尚希』
いつも尚希先輩が、兄の命日に合わせて、同期会をやってくれている。ありがたいことにこの危機を毎年救ってくれる。心の支えなのだ。
「いってきます。」
アフに着いたらまだ尚希先輩しかいなかった。
「遅くなりました。」
尚「あっ走って来ただろ?大丈夫なの?」
「何がですか?」
目線が膝だったから、すぐに分かった。
「あっ大丈夫です。」
尚「どうして怪我したんだっけか?」
先輩方には、怪我したってことしか伝えてなかった。
「事故にあってです。」
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