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手紙を見ることにした。
『大沢さんへ
怪我の方はどうですか?
うまく伝えられるかわからないけど
思ってる事を書きます。
CM件ですがお断りする事にしました。勝手にごめんなさい。』
はぁ。そうなんだ。もう一緒に踊れないのかな。
『それともう一つ言っとかなくてはいけないことがあって、事故が起きたときに
大沢さんにぶつかった車を運転していたの俺の母親だったんだ。
今までありがとう。本当にごめん。』
この手紙をどんな気持ちで書いていたのか考えると涙が止まらない。
『失礼します。』
「はい。」
父「今大丈夫?」
「大丈夫だけど?」
父「もうダンスやめたら?」
「は?なんで?」
父「左足の半月板を損傷と骨折だって」
まあそうなっちゃうよね。車のスピードが出ていて、すごい左足に衝撃が走ったからね。
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