2人が本棚に入れています
本棚に追加
げこげこげこげこげこ…
チンチロチンチロチンチロ…
「今日の任務はなかなかスリルがあったわね。クール団のやつらも腕をあげてた」
「んだんだ。んだが、海水浴ブルーの海水スプラッシュは、けっこう効いてたべさ。特に目に入ったやづら、つらそうだったべ」
「ああ、あれね! 私もあそこまで効果があるとは思ってなかったわよ。これからも使えそうでよかった。けど、スイカグリーンの黒い種シャワーもなかなかだったじゃない」
「んぁあ、あんれなぁ。昨日スイカ食べてるとぎ、吹き出した種見でだら、思い付いたんだべさ。けんど、これからの課題どしでは、肺活量を鍛えにゃいけん」
「肺活量…ねぇ。でも改善点が見つかって良かったじゃないの。…ねぇ、線香花火レッド! あなたはどうだった?」
「僕は…」
「ん、なんか収穫あった?」
「……僕は…、眩しくって、暑苦しいって、避けられた。後回しだって、言われて、誰も僕に攻撃してこなかった…」
「あぁ…、今日の任務は夜だったからね…」
「暑苦しいって…、鬱陶しいって、誰も僕に寄らないんだ…。敵なのに、だよ」
「いんや。レッド、敵やからこそ、やけん。気にするこどない」
「そうよ。むしろ強みじゃないの。自信もっていいわ」
「…スイカグリーン、海水浴ブルー…」
「うんうん!」
「んだんだ」
「…そのしかめっ面じゃ、ちっとも嬉しくないよ…」
「だって眩しいし」
「だって眩しいけん」
「…う、ぅぅううああぁあぁぁ…」
最初のコメントを投稿しよう!