レッドの悩み

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げこげこげこげこげこ… チンチロチンチロチンチロ… 「今日の任務はなかなかスリルがあったわね。クール団のやつらも腕をあげてた」 「んだんだ。んだが、海水浴ブルーの海水スプラッシュは、けっこう効いてたべさ。特に目に入ったやづら、つらそうだったべ」 「ああ、あれね! 私もあそこまで効果があるとは思ってなかったわよ。これからも使えそうでよかった。けど、スイカグリーンの黒い種シャワーもなかなかだったじゃない」 「んぁあ、あんれなぁ。昨日スイカ食べてるとぎ、吹き出した種見でだら、思い付いたんだべさ。けんど、これからの課題どしでは、肺活量を鍛えにゃいけん」 「肺活量…ねぇ。でも改善点が見つかって良かったじゃないの。…ねぇ、線香花火レッド! あなたはどうだった?」 「僕は…」 「ん、なんか収穫あった?」 「……僕は…、眩しくって、暑苦しいって、避けられた。後回しだって、言われて、誰も僕に攻撃してこなかった…」 「あぁ…、今日の任務は夜だったからね…」 「暑苦しいって…、鬱陶しいって、誰も僕に寄らないんだ…。敵なのに、だよ」 「いんや。レッド、敵やからこそ、やけん。気にするこどない」 「そうよ。むしろ強みじゃないの。自信もっていいわ」 「…スイカグリーン、海水浴ブルー…」 「うんうん!」 「んだんだ」 「…そのしかめっ面じゃ、ちっとも嬉しくないよ…」 「だって眩しいし」 「だって眩しいけん」 「…う、ぅぅううああぁあぁぁ…」
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