第1話

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私たちはめでたく、2年生へと 進級をした。 私とゆずちゃんはギリギリだった だけど、なんとかスパルタである 翔太くんと蓮くんに勉強を叩き込 まれ、進級が出来た。 「進級テストの時本当どうしよか思った」 私たちの学校は進級していいか どうか、春休みに入る前に進級 テストというやつが行われる。 そのテストで50点以下の場合は 留年という形になるらしい。 この学年でも何人か留年している という話しはある。 「ご、ごめんなさい。 だけど、進級出来たもん」 私はテストの結果が散々だった。 スパルタである二人に叩き込まれ たのに全てが最悪だった 数学 55点 理科 55点 国語 52点 社会 51点 英語 53点 そう、全部が50点台だったのだ。 一番悪かったのは社会。 凄くギリギリで進級したのも同然 「あんだけ教えてやったのにギリギリとはいい度胸だよな。」 あ、もの凄く嫌な予感がする。 ここは逃げた方がいいのか。 「ゆずちゃん、助けて!」 と言ってもゆずちゃんもギリギリ 数学 51点 理科 52点 国語 54点 社会 57点 英語 50点 英語は凄くギリギリだった。 49点を取ってたら間違いなく留年 という形になったいたはず。 「柚希もそうだよね。」 私たちはピンチだ。 崖の上に立たされている。 「ほら、だけど進級出来たんだからいいぢゃない」 ゆずちゃんは前に出ると 翔太くんに抱き寄せられた そして、ゆずちゃんの耳で 何か呟き顔を真っ赤にしていた 「しょ...た...////」 ゆずちゃんはその場に へにゃへにゃと座り込んだ。 「ゆ、ゆずちゃん!?」 すると、隣から手が伸びてきて 私を掴んだ 「お前はこっち..」 蓮くんが私を抱き締めていたのだ あ、捕まったと思ったらすでに 遅かった。 「お前、放課後覚えとけよ」 私は顔を真っ赤にした。 さすがに恥ずかしすぎた。 そして、私たちは校門に 向かい歩き出していた 「きゃー、先輩たち四人いるよ」 なぜか、私たちは人気者。 有名人になっていたのだ。 「本当仲良しだよねー!!」 新入生の子らにとても人気だった 「羨ましいなー しかも、四人ともテディベア持ってるよね」 そう、ゆずちゃんが四人でお揃い って言ってテディベアのストラップ を買ってきたのだ。 それを四人で付けている 「羨ましいな~ 藤崎先輩もかっこいいし雨宮先輩も可愛い」 私たちはそんな言葉を無視し 校門をくぐった。
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