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「どう思う?」
隣に立っている友明に問いかけるが、話を聞いていないのか何も答えない。
視線を真也に向け、同じ質問を投げかける。
「直人が思っていることと同じだと思う。恐らく毒物だろう」
真也は答え、直人の首に視線を向けた。
「緑色の毒物……なんだと思う?」
「そこまでは分からない」
直人は一人一人の顔をゆっくりと見た。
「あくまでも仮説だけど、みんなの腕にある数字が0になったら、緑色の液体が体内に入り込み……俺たちは死ぬ」
無言の視線が直人に集中する。そんなことは言われなくても分かっているという表情だ。
「だったら進むしかないでしょ。みんな集まって」
明恵はいち早く操作盤に歩み寄る。腕の端末を差し込みスイッチを押した。
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