第1萌 日常。やっぱ萌神はカワイイ。

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もしかしたら萌神とは見た目を変える能力を持つ物なのかも知れないな。 さて、他にも一つあり、神には基本スキルって物がある。 これは単純に神の指弾き以外の常に発動している様な能力の事である。 まぁコレは追々説明しようかね。 えーと、神の説明はこんなもんで良いかな……小説って難しいよな。 ――― 旭ヶ丘高校を後にし15分。 俺達は帰路についていた。 萌神との会話は無い。 無くても充分に楽しいよ。こいつの隣を歩いているだけでも俺は幸せだ。 帰り道は最初から最後まで同じ。 行き着く先が同じなのである。 五年前……世間的には大規模なテロと言う事になっているが、神と悪魔による『神災』と言うのが行われた。 それにより……俺の家は無くなったし、両親が死んでしまった。 行く宛の無かった俺を引き取ってくれたのは、悠也さんの奥さん、上大沢 雫さんだった。 だから俺の今の家は雫さんのいる柳森神社である。 そして萌神も元々は悠也さんの家に住まわせて貰っていたのだが、住めなくなってしまったので俺と一緒に柳森神社に住まわせて貰っているんだ。 萌神――笑美の姉である空音さん、桜さんは一緒には住んでいない。 空音さんは……アイドルをしており世界でも有名な人――ってか神となって世界を飛び回っている。 桜さんは……残念ながらどこにいるのか分からない。
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