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「……やるか」
メールの指示に従い、パソコンを起動させる。
五年前のパソコンだが、難なく画面が光りだす。
どうやら手入れはされている様だな。
目的のフォルダを見つけ出し、アカウントとパスワードをメモし……パソコンを閉じる。
今回の目的を果たしたのでこの家にはもう用事は無い。
部屋を後にし階段を下がる。靴を履き玄関を出た後に鍵を閉める。
………………暑い。
夏の風物詩とも言えるセミが短い命を燃やす様に全力で鳴いている。
空を見上げ、太陽の眩しさに目を細めて手で掲げる。
悠也さん……貴方がいなくなってから、もうすぐ五年になります。
貴方のおかげで、世界はアクビをしながらごろ寝でもしているのか……平和ですよ。
平和すぎて皆がだらけている。
そして、貴方の意思……受け取りました。
任せて下さい!!この小説は必ず完結させますから!!
ジャンルは――
俺と萌神の純愛に変更しようと思っていますがね!!
さぁーて!!張り切って頑張るぞぉぉぉー!!!!
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