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「まぁ、現代版の○太君だもんな」
「そんな噂にビビってたら俺に彼女が出来なくなっちまう!!俺、アタックするわ!!鉄棒で懸垂しながらイチゴ柄の下着の女の子彼女にするから!!」
「萌神がそんな柄のパンツなのかは知らないが……多分100%無理だと思うぞ」
「イチゴで100%かけるとかお前も中々やるな」
「うっせーよ」
―――
「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁー……――」
机につっぷくしながら俺は重低音の声を漏らす。
どうしてこんな声を上げるのか。それは辛いからである。大変だからである。頭に入らないからである!!
……勉強が身につかない。宿題だってサボらずやるし、授業だってしっかりと参加している。
しかし……身につかない。
昔だったらこんな事は無かったのに……あってもサッカーがあったからそっちに逃げれただろうけど――
今じゃそのサッカーすらまともに出来ない。
リフティング一回どころかスカるからね……リフティング出来てないから、ボール蹴れて無いから。
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