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「ここは……病院?」
私は自分の服装を見るとまさしく入院患者スタイルだった。手首を見ると包帯が巻かれていてた。
「なんだ、この傷?」
昨日私は、怪我した覚えがないのに対して、顔以外の全身に包帯が巻かれていた。
「どうしよう…どうしよう…」
寝ぼけていた頭が段々冴えたチャロは、角をしばらくみて少年の事を思い出した。
「……虫?」
「オリオンだよ!キミはどうしてボクを毎回そう呼ぶかな」
どういう事だ?
私は確かにあの日、オリオンと別れを告げたのに、私の目の前にこの少年がいる。
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