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「あれっ?ここ、どこだろ…?」
うとうとしてて、うっかり最終駅まで来てしまったみたいだ…。
「うー…。どうしようっ…!」
頭を抱えて、その場にしゃがみ込む…。
「あの、大丈夫ですか…?」
私の後ろから声がした。
ビクッとなって、後ろを振り向いていると、曖昧な笑みを浮かべた、20歳ぐらいの男の人が立っていた。
「えっ!!あっ…わっ!すみません!!」
私は男の人の顔を見て、ものすごく驚いた。
だって、スゴく優しそうな顔をした人だったから…。
私が急いで立ち去ろうとすると、
「ここで会ったのも何かの縁ですし、良かったらお店までどうぞ」
と私の腕を掴んだ。
優しそうな顔に似合わず、わりと強い力だった…。
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