3/6
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
カガリという名前に自信があまりないというか。あまりにも密着性がないというか。 取り敢えずカガリ、とは俺のペンネームだ。 俺は小説家なのだ。 ルームメイトの凪とは出会って二ヶ月になる。 いまだにこいつが男だというのが信じられない。 あまりにも綺麗すぎるのだ。 華奢な細く小さな体にかわいらしいヘアピンで長く美しい髪の毛をまとめている。 「ん?どうしたのカガリ」 「いや、なにも」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!