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カガリという名前に自信があまりないというか。あまりにも密着性がないというか。 取り敢えずカガリ、とは俺のペンネームだ。 俺は小説家なのだ。 ルームメイトの凪とは出会って二ヶ月になる。 いまだにこいつが男だというのが信じられない。 あまりにも綺麗すぎるのだ。 華奢な細く小さな体にかわいらしいヘアピンで長く美しい髪の毛をまとめている。 「ん?どうしたのカガリ」 「いや、なにも」
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