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さて、と。 俺はノートパソコンを開いて起動させた。 型が古いから起動にしばらく時間がかかる。 その間、適当にパンやチーズを口にする。 食べることは重要だ。 小説家、カガリ、空腹で餓死。 そんな一面が新聞に載らないことを祈ろう。 ノートパソコンがなかなか起動しない。 「潰しちゃた?」 横から急に凪が入り込んできた。 「パソコンなんていらないんじゃない?重要なのは人間性ですよ」 「あのなあ、小説家がいわば筆を無くした状態だぜ?仕事にならねーじゃねえか」 あー、不運だ、不運。
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