0人が本棚に入れています
本棚に追加
さて、と。
俺はノートパソコンを開いて起動させた。
型が古いから起動にしばらく時間がかかる。
その間、適当にパンやチーズを口にする。
食べることは重要だ。
小説家、カガリ、空腹で餓死。
そんな一面が新聞に載らないことを祈ろう。
ノートパソコンがなかなか起動しない。
「潰しちゃた?」
横から急に凪が入り込んできた。
「パソコンなんていらないんじゃない?重要なのは人間性ですよ」
「あのなあ、小説家がいわば筆を無くした状態だぜ?仕事にならねーじゃねえか」
あー、不運だ、不運。
最初のコメントを投稿しよう!