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人サン「んで、お前がここに連れて来られた理由はわかるか?」
どうしようか……。
一ノ瀬暁の事を話すか、それとも、俺の正体を知っているか…。
それか…………
いつもの、ただの誘拐か……か。
あぁ。
めんどくさい。
紫「……わかんない」
人ヨン「んじゃ、教えてやるよ」
何気に、優しいな……。
あっさり教えてくれるのか…。
人ヨン「お前の側に居る、一ノ瀬 暁の事だ。」
紫「………で?」
やっぱり一ノ瀬暁か……。
人サン「いらつくな…まぁ。いい。一ノ瀬 暁の情報を教えろ。そしたら無傷で帰してやる」
あいつの情報…………。
何を話せばいいんだか。
つか、あいつの情報なにも聞いてないし。
言えるものが無い…。
人ニ「何だぁ?黙って。口止めでもされてんのかぁ?」
ニヤニヤしながら俺に近付いてきた。
うん。
どうしようか。
その時―――――――――
バンッ!
誰かが勢い良く入ってきた。
人イチ・ヨン「誰だ!!」
紫「………………そのまま、回れ右をして帰れ」
俺は、入ってきた人物を見た瞬間、そういった。
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