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B「あ、あぁ。紫苑を助けるために…」 暁「…。ま、どうでもいい。行くぞ紫苑」 ベットに座ってる俺に、一ノ瀬暁は近付いてきた。 そして、俺の手を引いてベットから下ろした。 B「まっ、待ってくれ!」 この部屋を出ようと、ドアに近付いたところで、Bが止めた。 一ノ瀬暁が止まって振り向いた。 B「な、なんで一ノ瀬暁が紫苑を助けるんだ?」 暁「お前には関係ない」 B「で、でも!」 暁「だが、紫苑を助けてくれたことには礼を言う。ありがとう」 B「っっ……あ、あぁ。」 俺は、こいつが礼を言ったことに驚いた。 それと、次の日学校に行ったら絶対質問攻めされる……。 めんどくさいことになった……。 暁「乗れ」 さっきからいつもよりカナリ無口の一ノ瀬暁。 どうしたんだ? 何か怒ってるような? Bが助けに来た理由は、ちょうど拉致られるとこを目撃したから、後を追って来たらしい。 一ノ瀬暁は、俺が校門にいなかったから、権力で調べ尽くしたらしい。 Bは良いとして、一ノ瀬暁の行動が理解できなかった。 暁「下りろ」
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